プロが教えるシストレコラム

山中康司氏のコラム

第95回:おすすめポートフォリオの考察(4)

掲載日:2017年9月1日

 

●過去4回のおすすめストラテジ変遷

 

前回(8月21日)執筆時点から9日しか経っていませんが、最初に本日現在のおすすめポートフォリオの確認とこれまでの比較から始めましょう。

 

・6月28日、7月28日の上位5本

Friend3(AUDJPY)

QuickShift(EURJPY)

FxThunder(EURJPY)

ExoticFx(GBPJPY)

TidalWave(NZDJPY)

 

・8月21日の上位5本

FxThunder(EURJPY)

TidalWave(NZDJPY)

ExoticFx(GBPJPY)

QuickShift(EURJPY)

QuickShift(GBPAUD)

 

・8月30日の上位5本

ExoticFx(GBPJPY)

FxThunder(EURJPY)

TidalWave(NZDJPY)

QuickShift(EURJPY)

QuickShift(GBPJPY)

 

この9日間では1位と2位が入れ替わったこと、また5位のQuickShift(GBPAUD)の代わりに同じQuickShift(GBPJPY)が順位を上げてきています。

しかし、QuickShift(GBPAUD)も圏外に落ちたわけでは無く次点の6位に留まっています。仮に選択するストラテジの数が6本以上でしたら残っていることとなりますので問題無いと言えます。

 

さて、ストラテジの選択にあたって「おすすめストラテジ」を選択するのは良さそうだというのが前回の結論でした。今回は入れ替えをどのようにしていくのがよいかについてひとつの考え方を提示してみたいと思います。

 

●おすすめストラテジの数とポートフォリオ

 

おすすめストラテジは、8月30日時点では12本がピックアップされていますが、この数はこれまでのところコンスタントに10本をやや上回る本数となっています。

ですから、上記のような次点といった範囲までは入れ替える必要が無いという考え方をするのであれば、ポートフォリオに組み入れる本数を10本以内とした上で、定期見直しの時点で圏外に消え去っていなければそのままポートフォリオに残すというのはひとつの考え方です。

 

ここでは、上位5本の動きを見てきましたが、例えば8月21日にポートフォリオの運用を開始して、その時に上位5本を選んだ場合でも、8月30日の見直しでは入れ替えは行わないということでよさそうです。おすすめストラテジ自体があまり短期的なパフォーマンスを追いかけていないことは前回のExoticFx(GBPJPY)の実現損益と未実現損益(含み益)の分析でもわかります。

 

そこで、ルールとして以下の見直し頻度と入れ替え基準を考えてみました。

 

①見直し頻度:週に1回、もしくは隔週に1回

(どちらでも極端な差は出ないと考えられます)

 

②入れ替え基準:おすすめポートフォリオに入っている間は継続

 (次点の本数のバッファを考えると5~8本程度が適している)

 

③選択ストラテジ:通貨ペアやストラテジ名があまり重複するとパフォーマンスが偏る可能性があるため、どちらも2本までの重複を認めつつ上位から5~8本。入れ替えの時も同じルールでストラテジを選ぶ。

 

●今後の考察用ポートフォリオ

 

今回8月30日まで考察の観点からあえて入れ替えを行わなかったFriend3(AUDJPY)ですが、上記の基準で入れ替えを行っているとしたら、前回8月21日の段階でQuickShift(GBPAUD)に入れ替えていたはずですし、仮に今回選択することを考えた場合、ストラテジ名が重複するだけでなく、通貨ペアもExoticFxと被りますので、リスク分散の観点からもQuickShift(GBPAUD)のほうが良いように思われます。

 

これまで、おすすめポートフォリオについて初心者の視点から書いてきましたが、難しいことは考えずにおすすめポートフォリオであまり重複が起きないようにストラテジを選択し、週に1回か隔週に1回程度の頻度で見直しをかけていくというのは、負担も少なく良さそうです。引き続き考察用テストポートフォリオとして、「8月21日時点の上位5本」のストラテジを見ていましょう。

 

FxThunder(EURJPY)

TidalWave(NZDJPY)

ExoticFx(GBPJPY)

QuickShift(EURJPY)

QuickShift(GBPAUD)

 

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プロフィール

山中康司氏

1982年慶応義塾大学卒業後、バンク・オブ・アメリカ入行。1983年から為替トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。1993年プロプライエタリー・マネージャーとして債券、デリバティブ等の取引にも携わる。 1997年日興コーディアル証券に移り、日興シティ信託銀行外為推進課長。1999年為替資金部次長として為替トレーティングとマーケティングを管理。 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役。 テクニカル分析とアストロを組み合わせた独自の為替予測を行い、各社にレポートを配信。セミナー講師やコンサルティング等もつとめている。著書に「金融占星術入門」 (パンローリング) 、「投資手帳」 (同) 。 内外の専門誌への執筆、セミナーDVD等多数。

 

オフィシャルサイト 有限会社アセンダント http://ascendant.jp/