プロが教えるシストレコラム

山中康司氏のコラム

第93回:おすすめポートフォリオの考察(2)

掲載日:2017年8月3日

 

前回のコラム(7月20日時点)では6月28日時点における「おすすめ」ストラテジがその後どのようになったのか、3週間のパフォーマンスをチェックし、実現損益ベースで、好パフォーマンスを継続していることを確認しました。

 

今回は、その後の1週間でどの程度変化が出たのかを見ると同時に、当初「おすすめ」ストラテジ選択時点からちょうど1ヶ月経過しましたので、この1ヶ月でどのような変化が見られたのかを考察することとします。

 

●この1週間の変化とExoticFx

 

まず、この1週間での変化を見るため、6月28日の「おすすめ」ストラテジの7月20日のパフォーマンスを再掲し、7月28日時点との比較を行います。

 

(1)7月20日時点

 

(2)7月28日時点

 

まず、合計損益(実現ベース)は、+46,300円から+20,280円とこの一週間で半減しています。QuickShift、FxThunder、TidalWaveには変化がありませんので、残りの2つに変動があったことは一目瞭然ですが、Friend3が+10,150円から+43,260円と+33.110円もの健闘をしているのに対して、ExoticFXは+31,750円から-27,380円へと-59,130円へと激減していることがわかります。

 

一週間でここまでの損失は気になりますので、念のためExoticFx(GBPJPY)の決済履歴を見てみました。すると、7月4日以降に作ったポンド円の買いポジション(145.268~147.058のコスト)に144.530~145.650の間でことごとくストップオーダーがついていることが原因であることはわかりました。平均して1円40銭ほどの損失となっていて、その間のチャートは以下のような動きとなっています。

 

7月17日の高値147.612から7月24日安値144.032の下げの間で、前回の7月20日コラムの時にはかろうじてセーフだったところに、一段の下げで一気にストップオーダーがついてしまったという状態です。ポンド円の場合、1円40銭というのは普通に動く値幅ですし、1年程度の期間でのバックテストを見てみると、今回はドローダウンにはまってしまったと考えることができそうです。

 

●7月28日時点の「おすすめ」ストラテジ

 

次に、7月28日時点での「おすすめ」ストラテジがどうなっているかを見てみます。

 

これは少々意外でしたが以下のとおりです。

 

6月28日時点の「おすすめ」と7月28日時点の「おすすめ」には全く変化がありません。現在採用している5つのストラテジが、そのまま上位5つのストラテジとして出てきます。

 

これを見るにつけ、比較的長期にわたってポートフォリオの運用を行うという想定のもとに「おすすめ」がピックアップされている印象です。今回のExoticFxが一時的な落ち込みなのか、あるいは不調の兆しなのか、半月後あるいは1ヶ月後にもう一度考察を加えてみたいと思います。

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プロフィール

山中康司氏

1982年慶応義塾大学卒業後、バンク・オブ・アメリカ入行。1983年から為替トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。1993年プロプライエタリー・マネージャーとして債券、デリバティブ等の取引にも携わる。 1997年日興コーディアル証券に移り、日興シティ信託銀行外為推進課長。1999年為替資金部次長として為替トレーティングとマーケティングを管理。 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役。 テクニカル分析とアストロを組み合わせた独自の為替予測を行い、各社にレポートを配信。セミナー講師やコンサルティング等もつとめている。著書に「金融占星術入門」 (パンローリング) 、「投資手帳」 (同) 。 内外の専門誌への執筆、セミナーDVD等多数。

 

オフィシャルサイト 有限会社アセンダント http://ascendant.jp/